『はなをくんくん』

 こんにちは!たんぽぽ組担任の伊藤奏です。今回は、“はなを くんくん”という絵本をご紹介したいと思います。
 雪の降る静かな森の中、たくさんの動物たちが冬眠していました。しかし、『何か』に気づいてみんな鼻をくんくん。そして森の中の『何か』に向かってかけていきます。一体何が起こったのでしょうか…。
 この絵本は、白黒で描かれており、最初のページを開いた途端、冬の寒々とした空気を感じることが出来ます。そして一番最後のページで、動物たちが探していた『何か』の正体がわかります。その『何か』だけは表紙と同じ鮮やかな黄色が使われていて、それまでの白黒との差が効果的に表現されています。その仕掛けに気がつくと、なんだか読み手も嬉しくなるような作品です。
 先日たんぽぽ組で読みましたが、動物たちが鼻をくんくんさせる場面では、一緒に鼻をくんくんさせたり、森の中をかけていく場面では「みんなどこ行くんやろなぁ!」とワクワクしながら聞いたりと、大盛り上がりでした!繰り返し表現のリズムが楽しく、この時期にぴったりの絵本なので、ぜひ読んでみてください!

 

 

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ)

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ)