『はなをくんくん』

 こんにちは!たんぽぽ組担任の伊藤奏です。今回は、“はなを くんくん”という絵本をご紹介したいと思います。
 雪の降る静かな森の中、たくさんの動物たちが冬眠していました。しかし、『何か』に気づいてみんな鼻をくんくん。そして森の中の『何か』に向かってかけていきます。一体何が起こったのでしょうか…。
 この絵本は、白黒で描かれており、最初のページを開いた途端、冬の寒々とした空気を感じることが出来ます。そして一番最後のページで、動物たちが探していた『何か』の正体がわかります。その『何か』だけは表紙と同じ鮮やかな黄色が使われていて、それまでの白黒との差が効果的に表現されています。その仕掛けに気がつくと、なんだか読み手も嬉しくなるような作品です。
 先日たんぽぽ組で読みましたが、動物たちが鼻をくんくんさせる場面では、一緒に鼻をくんくんさせたり、森の中をかけていく場面では「みんなどこ行くんやろなぁ!」とワクワクしながら聞いたりと、大盛り上がりでした!繰り返し表現のリズムが楽しく、この時期にぴったりの絵本なので、ぜひ読んでみてください!

 

 

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ)

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

『ろばさんのかわいいバッグ』

りんご組担当の畠山典子です。
今回紹介する絵本は、“ろばさんのかわいいバッグ” です。

ろばさんは、うさぎさんがしょっていたバッグを見て、自分でバッグを作り始めました。 しかし、そのバッグは大きすぎたのでくまさんにあげようと思いました。でも他のお友達もほしくなると考え、ろばさんはお友達の分も作ってあげたのです。
喜んでくれたお友達と一緒にこのバッグにお弁当入れて遠足に行く約束をしたのですが、なんとろばさんは、自分のバッグを作り忘れていたのです。

ろばさんは、朝までバッグを作っていたので、お弁当を作る時間がなく、ぺっちゃんこのバッグはかっこ悪いと思い、洗濯物のロープを入れました。実はこのロープが後々楽しい時間を過ごすきっかけになります。

ろばさんがみんなのために作ったバッグや、お弁当がないろばさんに、お友達が少しずつお弁当をわける優しさも描かれています。みんなのためにしてあげること・誰かのためにしてあげることが、こんなにも心が温まることだということが伝わってくる絵本です。

絵本の絵も、ふんわりしたタッチで描かれ、沢山の色が使われているので、見入ってしまいます。お話しもですが、絵をみても親子の会話につながると思いますので、ぜひ読んでみて下さい。

 

 

ろばさんのかわいいバッグ

ろばさんのかわいいバッグ

  • 作者:香山 美子
  • 発売日: 1999/03/01
  • メディア: 大型本
 

 

くれよんのくろくん

こんにちは。りす組担当の甲斐です。
今回私がご紹介する絵本は「くれよんのくろくん」です。

くれよんの仲間たちは、みんなで箱から飛び出して、次々と真っ白な画用紙に絵を描いていきます。
赤さんはお花、きいろくんはちょうちょ。でもくろくんは、絵を黒くされてしまうからと仲間に入れてもらえません。
そこでシャーペンのお兄さんが提案をしてくれます。くろくんはびっくりしながらもあることをするのです。

子どもたちにも身近なくれよんのお話です。
私は、この絵本を読んだときに、くれよんたちの複雑な気持ちや、くろくんの切ない気持ちに共感し、お話に引き込まれました。
くろくんの勇気ある行動は少しドキドキしてしまいますが、黒のクレヨンにしかない素敵な力があることも教えてくれます。

「くれよんのくろくん」ぜひ読んでみてください。

 

 

くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)

くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)

 

 

もりのおふろ

こんにちは。りす組の内山です。
今回私が紹介したい絵本は『もりのおふろ』です。
この絵本はライオンをはじめとする、様々な種類の動物が森に湧くお風呂を見つけて、仲良く入っていく可愛らしい場面が描かれています。
動物たちが一匹ずつ増えていき、体を「ごしごししゅっしゅっ」と輪になって洗い合う動作やお風呂に「ドボーン」と入る姿が子どもたちも大好きで、絵本を読んだ際には友達と一緒にマネをして楽しむ様子が見られました。
是非とも寒い時期に心も体もぽかぽか温まるお風呂の絵本をご家庭でも読んでいただきたいなと思います。

 

 

 

もりのおふろ (幼児絵本シリーズ)

もりのおふろ (幼児絵本シリーズ)

  • 作者:西村 敏雄
  • 発売日: 2008/03/10
  • メディア: ハードカバー
 

 

『バルバルさん』

フリー教員の山本です。

今日ご紹介する絵本は『バルバルさん』です。

バルバルさんは町のはずれの床屋さんです。ひょんなきっかけからバルバルさんのお店にいろいろな動物が来店するようになり散髪をするお話です。

なぜお店に動物が来るようになったのか不思議に思いながらも、丁寧に対応してあげる優しいバルバルさん。
バルバルさんが手掛ける動物たちのユニークな仕上がりに、子どもも大人も思わず笑ってしまいます。

動物が来店するようになった理由が描かれている結末にも最後のページまで楽しさが詰まっています。

お子さんが初めてお店でカットする前に読んであげると、不安やドキドキをきっとワクワクに変えてくれるおすすめの一冊です!

 

 

バルバルさん (こどものとも絵本)

バルバルさん (こどものとも絵本)

  • 作者:乾 栄里子
  • 発売日: 2008/03/15
  • メディア: 単行本
 

 

『よるのおと』

主任の高野です。

今回、私が紹介する絵本は、“よるのおと”という絵本です。

この絵本は、物語というよりは、絵とそれぞれの場面の音で、話が進んでいくものになっています。題名のとおり、夜に聞こえてくる様々な音と一緒に話が展開していきます。

音と、絵が見事にマッチしていて、とてもシンプルな音の言葉で、情景が豊かに表現されています。私は、この本を読んで、とても懐かしいような気がして、自分の幼い頃の夜の風景を思い出しました。

 

我が家の子ども達もこの絵本が大好きで、何度読んだか、数知れません。

子ども達の姿を見ていると、静かにじーっと聞き入っていることが多く、情景を想像し、自分自身もこの絵本の中に入り、一緒に音を感じているような、そんな表情をしています。

 

夜、静かな雰囲気の中、ゆっくりと読むことができる絵本だと思いますので、寝る前の絵本タイムのひと時に、ぜひ、音と、絵を楽しんで読んでみてください。

 

 

よるのおと

よるのおと

 

 

絵本紹介『オオカミグーのはずかしいひみつ』

 こんにちは、園長の田中文昭です。記念すべきNEWホームページの絵本ブログ第1回目は『オオカミグーのはずかしいひみつ』を紹介します。

 この絵本は、見返し(絵本を開いてすぐのページ)にある「オオカミのグーはおかあさんがきらいでした。でもおかあさんの愛ってつよくて大きい」という文章から始まります。グーは母親がイタチだという理由で母親を嫌っていました。しかし、グーが隣山のオオカミたちと争いをしたときに自分を助けてくれたのが、母親だという事実を知ることで、事態が一変します。見返しにある最後の言葉である「お母さんの愛って強くて大きい」ということにグーは気づき、グーの母親への思いは変化するのです。最後にはみんなの前で「オレのかあさんはイタチだよ」と堂々と言えるようになります。

 「子どもにどう思われてもいい、私はあなたのことを思っているよ」という母親の底知れぬ子どもへの深い愛が行動となって現れ、その結果、子どもの心が変わっていく様は、子どもに読み聞かせるときに聞き手である子どもだけではなく、読み手である大人にも感動を与えてくれます。今までにこの絵本を子どもたちの前で何十回と読んできましたが、先日、久しぶりに再読すると、今までと変わらぬ感動がよみがえってきました。

 親と子のつながり、これは血のつながりだけでは説明できない、心と心の深いつながりであることに気づかされます。