おまつり!おまツリー!

かなりや組担任の宮内悠です。

今回ご紹介する絵本は「おまつり!おまツリー!」です。

夏祭りの日、お祭りが大好きな“おまツリー”の前に突如現れた泥棒ロボットの“ドロボット”。ドロボットは、おまツリーに付いている飾りを盗み、賑わう夏祭りの中へ逃げて行ってしまいます。おまツリーは、たくさんのお客さんや屋台の中に隠れるドロボットを見つけ、無事に飾りを取り返すことができるのか、とてもワクワクする一冊となっています。

これからの夏の季節、子どもたちが楽しみにしているものといえば、“夏祭り”ではないでしょうか。この絵本は、そんな夏祭りへの期待感を高める一冊となっています。ユニークな名前の屋台や、お客さん同士の親しみのある会話、細かい絵の描写など、この絵本を読むだけで、夏祭りの楽しい雰囲気が伝わってきます。「みんなはどこの屋台に行きたい?」と子どもたちに問いかけながら読むと、より一層夏祭りに興味をもてるきっかけとなるかもしれません。また、屋台の中にドロボットが隠れているページもあり、子どもたちと一緒に「ドロボットはどこかな?」と探しながら読んでも盛り上がると思います。

読めば読むほど新たな楽しみを発見できる素敵な絵本「おまつり!おまツリー!」、ぜひご家庭でも読んでみてくださいね。

はははのはなし

ゆり組担任の奥香織です。

今回紹介する絵本は「はははのはなし」という絵本です。この絵本は50年ほど前から読み継がれている歴史のある絵本です。

「はっはっは」という笑い声からはじまり、歯はどうして大切なのか、虫歯になるとどうなるのか、虫歯にならないためにはどうしたらいいのかなどが、わかりやすく描かれています。

この絵本の楽しいところは、聞き手に問いかけながらお話が進んでいくところです。「歯なんてなければいいと思いませんか?」「どうして虫歯になるのでしょう?」といった問いかけが多く、その度に子ども達は自分の思いを口にしたり、「なぜ?」と疑問に思い、さらに集中して聞いてくれます。繰り返し読むことで「○○だからだよね!」と、答えを説明してくれることもあります。

もし、お子さんが歯磨きを嫌がったり、めんどくさがったりした時、絵本を通して楽しく歯の大切さを伝えてあげてください。

『だるまさんが』

こんにちは!つくし組担任の岡澤和花奈です。今回ご紹介させていただく絵本は「だるまさんが」という絵本です。

 この絵本では「だ、る、ま、さ、ん、が」というフレーズに合わせて左右に揺れながらだるまさんが現れます。だるまさんの様々な動きやポーズがとてもユニークでクスッと笑ってしまいます。 

 子ども達にこの絵本を読むと、左右に動くだるまさんと一緒になって体を揺らす子ども達の姿がありました。その様子がとても可愛らしく、ほっこりとしたひと時となりました。

 この絵本は0歳からのファーストブックとしても人気の絵本だそうで、読み手と聞き手が楽しくコミュニケーションを取ることができるというところも、この絵本の魅力であると感じました。繰り返しのある展開なので、ページをめくるごとに子ども達のわくわくとした表情を見ることができます。ぜひご自宅でのゆっくりとした時間に、お子さまとのコミュニケーションの1つとしてこの絵本を読んでいただけると嬉しいです。

『おはよう』

こんにちは!ひばり組担任の吉河です。

 

今回ご紹介する絵本は、いもとようこさんの『おはよう』です。

こねこのぼうやがお外へ遊びに行くと、知らないたぬきのおばさんから「おはよう!」と声を掛けられます。お返事はできなかったこねこのぼうやですが、「おはよう」と言ってもらえたことがとっても嬉しかったようです。"ぼくもこれから「おはよう」っていおう!"と張り切って挑戦しますが、最初はうまく言えません。しかし、めげずにたくさん練習を重ねると、いろいろな動物やお花に「おはよう」が言えるようになるんです。挨拶をきっかけにたくさんのお友達ができたことをお母さんに報告する時のこねこのぼうやの嬉しそうな表情がとっても愛おしくて、ほっこり心が温まる絵本です。

 

挨拶をすることは、照れ臭かったり少し勇気がいったりしますよね。ですが、言われた方も言葉にした方も嬉しい気持ちになれます。この絵本を通して、挨拶してみようかなと思うきっかけになることを願い、毎年新学期が始まる頃に読んでいます。お家でも「おはよう」のやりとりを楽しみながら読んでいただけたらと思います。

『天女銭湯』

こんにちは。主任の高野です。

今回、私が紹介する絵本は“天女銭湯”という絵本です。

この絵本は作者の方が外国人なので、翻訳してあり、その言葉が大阪弁になっています。

この大阪弁が子ども達には大うけで、面白い言葉の言い回しに、絵本の読み聞かせをしている際には、いつも笑いが絶えませんでした。絵本を読み進めていくと、さらに子ども達の期待が高まり「次はどんな面白い言葉が出てくるのかな…」「どんな面白い場面があるのかな…」と何度読んでも、ワクワクした表情で見てくれていました。

銭湯という場所で、天女と女の子が繰り広げるほっこりした気持ちになるお話です。お家でもポカポカあたたかな気持ちで楽しい言葉のやりとりを楽しんでいただけたらと思います。

 

 

『ちいさなあなたへ』

フリー教員の和田です。
今回は『ちいさなあなたへ』という絵本を紹介させていただこうと思います。

この絵本は、赤ちゃんがこの世に産まれた日から始まり、子どもの成長を見守る母親の気持ちが、柔らかなタッチの絵と、我が子に語りかける優しい文章で綴られています。

大人でも子どもでも、それぞれの立場で多くのことを感じることができる内容で、私は読む時により、心がギュッと締め付けられる場面が変わります。

是非お子さんと一緒に読んでみて、我が子に初めて出逢えた日を想い出したり、あるいは将来自分の手から離れていく日に想いを巡らせてみてください。
話の内容は、小さなお子さんには少し難しいかもしれませんが、一緒に読むことで親子の絆をより深めることができると思います。

 

 

ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)

ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)

 

 

『さよならようちえん』

こんにちは!かなりや組担任の吉河奈穂です。今回ご紹介する絵本は、『さよなら ようちえん』です。

 

主人公は年長組のななこちゃんです。ななこちゃんを中心に幼稚園での1年間の出来事を振り返っていくお話です。季節の行事についてはもちろん、泥だんごを作ったことやダンゴムシを見つけたこと、砂場で大きなお山を作って遊んだことなど、子ども達にとって身近な出来事が次々に描かれています。その様々な出来事をお友達との思い出も一緒に振り返りながらお話は進んでいきます。最後は卒園式のシーンで締めくくられるのですが、先生が子ども達に最後に伝えた言葉は私の思いにも重なるところがあり、読みながらも思わずジーンとしてしまいます。年長児の今の時期にぴったりの1冊です。

 

先日、かなりや組の子ども達にも読んでみました。子ども達は、登場人物に自分自身や友達を重ね、互いに顔を見合わせてにこにこしたり、真剣な表情で見入っていたりと、1冊読み進める中で様々な表情を見せてくれました。読み終わった後には、幼稚園での出来事を懐かしそうに思い返して盛り上がる姿が見られ、可愛らしいエピソードもたくさん聞かせてくれましたよ!ぜひ、じっくりと一緒に読んでみてくださいね。

 

 

さよなら ようちえん (講談社の創作絵本)

さよなら ようちえん (講談社の創作絵本)