『さよならようちえん』

こんにちは!かなりや組担任の吉河奈穂です。今回ご紹介する絵本は、『さよなら ようちえん』です。

 

主人公は年長組のななこちゃんです。ななこちゃんを中心に幼稚園での1年間の出来事を振り返っていくお話です。季節の行事についてはもちろん、泥だんごを作ったことやダンゴムシを見つけたこと、砂場で大きなお山を作って遊んだことなど、子ども達にとって身近な出来事が次々に描かれています。その様々な出来事をお友達との思い出も一緒に振り返りながらお話は進んでいきます。最後は卒園式のシーンで締めくくられるのですが、先生が子ども達に最後に伝えた言葉は私の思いにも重なるところがあり、読みながらも思わずジーンとしてしまいます。年長児の今の時期にぴったりの1冊です。

 

先日、かなりや組の子ども達にも読んでみました。子ども達は、登場人物に自分自身や友達を重ね、互いに顔を見合わせてにこにこしたり、真剣な表情で見入っていたりと、1冊読み進める中で様々な表情を見せてくれました。読み終わった後には、幼稚園での出来事を懐かしそうに思い返して盛り上がる姿が見られ、可愛らしいエピソードもたくさん聞かせてくれましたよ!ぜひ、じっくりと一緒に読んでみてくださいね。

 

 

さよなら ようちえん (講談社の創作絵本)

さよなら ようちえん (講談社の創作絵本)