絵本紹介『どんぐりむらのぱんやさん』

　とても寒い毎日でしたが、少しずつ暖かくなり始めましたね。
今回私がご紹介する絵本は　なかや　みわさん作の‘どんぐりむらのぱんやさん’です。以前からかわいいどんぐりの絵に惹かれて読んでいたのですが、今回‘どんぐりむらのぱんやさん’を読んでみて　見習わなくちゃいけない！と思ったことがありました。それは、子どもたちがお父さんお母さんを助けたいと思い　勝手にパンを作って失敗してしまうのですが・・話の流れから考えて失敗を責めたりしないというところまでは予想される展開ですよね。　さらに絵本の中では、その子どもたちの失敗作品を　お父さんお母さんがちゃんとぱんやさんのディスプレイとして活用してあげていて　失敗が失敗でなくなってしまうのです。逆にステキなお店に変化してしまっているほどです。　きっと子どもたちの心の中には　失敗したけれどとても温かい思い出として残ることになるだろうと思うと、私たち大人は子どもたちの失敗も気持ちごと　しっかりと受けとめられるようにならなくちゃと考えさせられる絵本でした。　（文責　吹田）　

どんぐりむらのぱんやさん (どんぐりむらシリーズ)