『ろばさんのかわいいバッグ』
りんご組担当の畠山典子です。
今回紹介する絵本は、“ろばさんのかわいいバッグ” です。
ろばさんは、うさぎさんがしょっていたバッグを見て、自分でバッグを作り始めました。 しかし、そのバッグは大きすぎたのでくまさんにあげようと思いました。でも他のお友達もほしくなると考え、ろばさんはお友達の分も作ってあげたのです。
喜んでくれたお友達と一緒にこのバッグにお弁当入れて遠足に行く約束をしたのですが、なんとろばさんは、自分のバッグを作り忘れていたのです。
ろばさんは、朝までバッグを作っていたので、お弁当を作る時間がなく、ぺっちゃんこのバッグはかっこ悪いと思い、洗濯物のロープを入れました。実はこのロープが後々楽しい時間を過ごすきっかけになります。
ろばさんがみんなのために作ったバッグや、お弁当がないろばさんに、お友達が少しずつお弁当をわける優しさも描かれています。みんなのためにしてあげること・誰かのためにしてあげることが、こんなにも心が温まることだということが伝わってくる絵本です。
絵本の絵も、ふんわりしたタッチで描かれ、沢山の色が使われているので、見入ってしまいます。お話しもですが、絵をみても親子の会話につながると思いますので、ぜひ読んでみて下さい。