『ぎゅっ』

ひまわり組担任の伊藤美幸です。
今回私が紹介する絵本は、『ぎゅっ』という絵本です。
こざるのジョジョが散歩していると、たくさんの動物の親子が、幸せそうにハグをしている姿に出会います。その姿に、ジョジョもママが恋しくなって泣いてしまうのですが、最後には、ママに再会し、嬉しそうにハグをするというお話です。
この絵本は、ほとんど「ぎゅっ」という言葉でストーリーが展開していきます。言葉はありませんが、絵に描かれている動物達の豊かな表情に目を奪われます。
絵本を読み終わると思わず、お子さんや誰かと「ぎゅっ」としたくなるのではないでしょうか。表情を読み取り、相手の気持ちを感じる力が育ってくれそうな心温まる絵本だと思います。

 

 

ぎゅっ

ぎゅっ

 

 

『ぐるんぱの幼稚園』

ゆり組担任の上田です。今回は"ぐるんぱの幼稚園"という絵本を紹介します。
この絵本は私が幼かった頃のお気に入りの絵本で何度も読んでもらっていたものであり、必ず毎年クラスの子ども達に読み聞かせしているものです。
まず、この絵本は発売されてから50年以上にもなる絵本で必ず本屋さんにあります。しかし、最近は絵本の種類も多く、新しい物もどんどん発売されるため意外にご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この話は、ひとりぼっちの象の"ぐるんぱ"が様々なことを乗り越え、自分の居場所を見つける話です。テンポが心地よい話の進み方で絵も味のある絵です。
 この絵本は、大人になってから更に話の良さを感じるのではないかと思います。"辛いことがあっても頑張ればきっと幸せはくる"そんなメッセージも含まれているのではないかと思います。是非、保護者の皆さんも読んでみてください。

 

 

ぐるんぱのようちえん

ぐるんぱのようちえん

  • 作者:西内 ミナミ
  • 発売日: 1966/12/15
  • メディア: ハードカバー
 

 

『はなをくんくん』

 こんにちは!たんぽぽ組担任の伊藤奏です。今回は、“はなを くんくん”という絵本をご紹介したいと思います。
 雪の降る静かな森の中、たくさんの動物たちが冬眠していました。しかし、『何か』に気づいてみんな鼻をくんくん。そして森の中の『何か』に向かってかけていきます。一体何が起こったのでしょうか…。
 この絵本は、白黒で描かれており、最初のページを開いた途端、冬の寒々とした空気を感じることが出来ます。そして一番最後のページで、動物たちが探していた『何か』の正体がわかります。その『何か』だけは表紙と同じ鮮やかな黄色が使われていて、それまでの白黒との差が効果的に表現されています。その仕掛けに気がつくと、なんだか読み手も嬉しくなるような作品です。
 先日たんぽぽ組で読みましたが、動物たちが鼻をくんくんさせる場面では、一緒に鼻をくんくんさせたり、森の中をかけていく場面では「みんなどこ行くんやろなぁ!」とワクワクしながら聞いたりと、大盛り上がりでした!繰り返し表現のリズムが楽しく、この時期にぴったりの絵本なので、ぜひ読んでみてください!

 

 

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ)

はなをくんくん (世界傑作絵本シリーズ)

 

 

『ろばさんのかわいいバッグ』

りんご組担当の畠山典子です。
今回紹介する絵本は、“ろばさんのかわいいバッグ” です。

ろばさんは、うさぎさんがしょっていたバッグを見て、自分でバッグを作り始めました。 しかし、そのバッグは大きすぎたのでくまさんにあげようと思いました。でも他のお友達もほしくなると考え、ろばさんはお友達の分も作ってあげたのです。
喜んでくれたお友達と一緒にこのバッグにお弁当入れて遠足に行く約束をしたのですが、なんとろばさんは、自分のバッグを作り忘れていたのです。

ろばさんは、朝までバッグを作っていたので、お弁当を作る時間がなく、ぺっちゃんこのバッグはかっこ悪いと思い、洗濯物のロープを入れました。実はこのロープが後々楽しい時間を過ごすきっかけになります。

ろばさんがみんなのために作ったバッグや、お弁当がないろばさんに、お友達が少しずつお弁当をわける優しさも描かれています。みんなのためにしてあげること・誰かのためにしてあげることが、こんなにも心が温まることだということが伝わってくる絵本です。

絵本の絵も、ふんわりしたタッチで描かれ、沢山の色が使われているので、見入ってしまいます。お話しもですが、絵をみても親子の会話につながると思いますので、ぜひ読んでみて下さい。

 

 

ろばさんのかわいいバッグ

ろばさんのかわいいバッグ

  • 作者:香山 美子
  • 発売日: 1999/03/01
  • メディア: 大型本
 

 

くれよんのくろくん

こんにちは。りす組担当の甲斐です。
今回私がご紹介する絵本は「くれよんのくろくん」です。

くれよんの仲間たちは、みんなで箱から飛び出して、次々と真っ白な画用紙に絵を描いていきます。
赤さんはお花、きいろくんはちょうちょ。でもくろくんは、絵を黒くされてしまうからと仲間に入れてもらえません。
そこでシャーペンのお兄さんが提案をしてくれます。くろくんはびっくりしながらもあることをするのです。

子どもたちにも身近なくれよんのお話です。
私は、この絵本を読んだときに、くれよんたちの複雑な気持ちや、くろくんの切ない気持ちに共感し、お話に引き込まれました。
くろくんの勇気ある行動は少しドキドキしてしまいますが、黒のクレヨンにしかない素敵な力があることも教えてくれます。

「くれよんのくろくん」ぜひ読んでみてください。

 

 

くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)

くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)

 

 

もりのおふろ

こんにちは。りす組の内山です。
今回私が紹介したい絵本は『もりのおふろ』です。
この絵本はライオンをはじめとする、様々な種類の動物が森に湧くお風呂を見つけて、仲良く入っていく可愛らしい場面が描かれています。
動物たちが一匹ずつ増えていき、体を「ごしごししゅっしゅっ」と輪になって洗い合う動作やお風呂に「ドボーン」と入る姿が子どもたちも大好きで、絵本を読んだ際には友達と一緒にマネをして楽しむ様子が見られました。
是非とも寒い時期に心も体もぽかぽか温まるお風呂の絵本をご家庭でも読んでいただきたいなと思います。

 

 

 

もりのおふろ (幼児絵本シリーズ)

もりのおふろ (幼児絵本シリーズ)

  • 作者:西村 敏雄
  • 発売日: 2008/03/10
  • メディア: ハードカバー
 

 

『バルバルさん』

フリー教員の山本です。

今日ご紹介する絵本は『バルバルさん』です。

バルバルさんは町のはずれの床屋さんです。ひょんなきっかけからバルバルさんのお店にいろいろな動物が来店するようになり散髪をするお話です。

なぜお店に動物が来るようになったのか不思議に思いながらも、丁寧に対応してあげる優しいバルバルさん。
バルバルさんが手掛ける動物たちのユニークな仕上がりに、子どもも大人も思わず笑ってしまいます。

動物が来店するようになった理由が描かれている結末にも最後のページまで楽しさが詰まっています。

お子さんが初めてお店でカットする前に読んであげると、不安やドキドキをきっとワクワクに変えてくれるおすすめの一冊です!

 

 

バルバルさん (こどものとも絵本)

バルバルさん (こどものとも絵本)

  • 作者:乾 栄里子
  • 発売日: 2008/03/15
  • メディア: 単行本